あらすじ
かつて、私たちは物語の中に「救い」を見ていました。
しかし、語り継がれるうちに零れ落ちた「真実の重み」を、あなたはご存知でしょうか。
――あまりに多くの子宝に恵まれ、その将来を必死に案じた親の決断。
――誰よりも大きな存在感を放ち、毒すらも飲み干す高貴な姫。
――雪の降る夜、街を温めるほどの熱い情熱を持って、箱を掲げた孤独な少女(?)。
本書は、古今東西の童話や昔話を、現代の視点から再編纂したものです。
描かれるのは、度を越した献身と、圧倒的なまでの生のエネルギー。
ページをめくるたびに、あなたは気づくはずです。
物語に込められた「想い」が、物理的な重さとなって、この世界を塗り替えていくことに。
さあ、扉を開けてください。
十万、百万、二百万の――数えきれない「幸せ」が、あなたを粉砕しにやってきます。