あらすじ
世界中にダンジョンが出現してから、長い年月が経過した。日本でも「冒険者」は一般的な職業となった。
桐生澪、二十二歳。Bランクのソロ斥候。
二年前、師匠であり憧れだった三隅冬弥が、終わりの迷宮の第四層で死んだ。パーティ全滅。生還者ゼロ。あの日、澪は正規メンバーだった。前夜の発熱がなければ、一緒に死んでいた。
以来、澪は迷宮が怖くない。五十パーセントの生還率も怖くない。周囲はそれを「冷静さ」と呼んだ。澪もそう呼んでいた。
姉の治療費のために終わりの迷宮に単身で潜った澪の冒険は……
※この作品の主人公は50%の確率で、この作中で死にます。作者はラストシーンの直前付近でダイスを振って主人公の生死を決め、執筆を継続しています。