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テイタム男爵家にはクレサとマールの二人の娘がいた。姉のクレサは中性的な美貌ではあったが、魔法と魔物狩りが得意という淑女的とは言えない特技を持っていた。貴族学校で浮いた話一つ出なかったため、テイタム男爵家の跡取りは婿を得やすいと思われた妹のマールと定められる。マールは姉クレサのことが大好きで尊敬していた。実はクレサはモテないわけではなく、貴族学校でも密かな人気を集めてはいたのだった。あることをきっかけに、クレサに婚約申し込みが殺到する。