あらすじ
ボクの推しは、声優の日向蒼真(ひなたそうま)。
あの声を初めて聴いた日から、ボクの世界は静かに塗り替えられた。
誰よりも彼を理解してると思ってたし、だからこそ“同担”なんて絶対に無理だった。
「同じ人を好きな子なんて、敵みたいなもんだ。」
そう思ってた。ずっと。
だけど春のイベントで隣の席に座った綾瀬あかりは、
ボクの“敵”じゃなくて、どうしても気になる“誰か”だった。
彼女の笑い方。話すテンポ。蒼真くんを語るときの熱。
どこかボクと似ていて、でもまぶしいくらいに違ってた。
“同担拒否”のボクが、“同担の彼女”を拒否できない。
それが、はじまり。
推し活と恋の境界が少しずつほどけていく、ボクたちの物語。