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声なんて、もういらないと思ってた。 でも君は、僕の声を「綺麗だ」って言った。 声を失くした少年と、 その声に「救われた」と言った年上の彼女。 誰にも届かなかった僕の声が、 初めて誰かの胸に触れたとき―― それは、生きることをあきらめかけた僕にとって、 たったひとつの光だった。 もう、傷つけたくなかった。 でも、君の優しさが、僕を壊してしまいそうで―― それでも僕は、声を届けたかった。 消えたかった夜から始まる、 声と再生の、儚くてせつない恋の物語。