あらすじ
転生した先は、異世界。
しかも、幼児だった。
主人公レオンの前に現れたのは、
スキルでも数値でもない――
世界の「評価文言」そのものを編集できるパネル。
強くなることは簡単だった。
評価される存在になることも。
だが彼は、それを選ばない。
なぜなら、
評価とは“与えられるもの”ではなく、
“管理されるための情報”だと理解していたから。
王都学園での彼の成績は、常に上位。
問題行動もなく、協調性もある。
それでも教師たちの判断は、いつも同じ。
――「保留」。
才能がないからではない。
突出していないからでもない。
突出しないように、そう振る舞っているからだ。
爪も、牙も、すでに研いである。
だが、それを見せる必要はない。
これは、
世界を書き換えられる力を持ちながら、
あえて“評価を操作する側”に回った少年が、
学園を出るまでの静かな助走譚。
世界を変えるのは――
まだ、先の話だ。