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オープナー(解錠屋)・フルヤ 繁華街と住宅街の境目付近に位置する全く目立たないその店は、いつも閑古鳥が鳴いている。店主の若い男に商売する気が全く無いのだから当然だろう。 ぐぅたらして平穏な日々を過ごせれば良い。 だが若くして枯れている店主アケィラ・フルヤの思いとは裏腹に、彼の元に個性豊かな常連や新規顧客がやってきて様々なトラブルに巻き込まれてしまう。 彼が得意とし、唯一興味を抱く『解錠』。 その技術があまりにも凄まじいがゆえに。 戦争なんてNOです。 貴族なんてNOです。 王族なんてもってのほかです。 果たしてアケィラは望み通り平穏な日々を過ごすことが出来るのだろうか(できない) カクヨムに先行投稿。
横浜 深夜、軽バンで食材を配達する自営業者――音山隼。 ある夜、赤レンガ倉庫で不審な搬入現場を目撃した隼は、何者かに殴られてしまう。 目を覚ましたとき、彼の頭の中には謎の声が響いていた。 『私はミカド。あなたの補助思考プログラムです。』 隼の鋭い勘と、ミカドの分析能力。 奇妙な相棒となった二人の前に現れたのは、行方不明の兄を探す女性だった。 だが、その再会の直後―― 不可解な死が起きる。 横浜の夜に潜む、消えた金と人間関係の闇。 ただの自営業者だった隼は、いつの間にか事件の核心へと引き込まれていく。