あらすじ
【遊び人】
それは、堕落と自由の象徴ともいえる職業だ。
平和、秩序、繁栄を約束された大国──クライデント王国。
科学力、軍事力、国土、国民をたてにのし上がり蹴落としもがき苦しんみながらも勝利を上げてきた大国。
そんな大国に自他共に認める【遊び人】ーーシーランという男がいた。
彼の日常は【遊び人】という職業に相応しく堕落に満ちており、無駄に整った容姿を活かして王都内中に女をつくってはデートと評して待ち繰り出し、ときには喧騒と活気に満ちる酒場で酒とあおり、ときにはギャンブルに金を散財する。
彼ほど【遊び人】を絵に書いたような【遊び人】は世界中探しても存在しない。
しかし、彼を知る多く人間は知る由もない。
生粋の【遊び人】である彼の姿がほんの一面に過ぎないということをーー。