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王都学院の下級貴族令嬢・レーナは、幼なじみの騎士候補・ユリウスに長年片想い。だが彼の“好き”は、いつも別の誰かへ向いていた。レーナは「応援する善人」を降板し、「尊重しない自由」を選択する——相手の幸福を妨げないが、自分を犠牲にも使わない。舞踏会、委員会、寄宿舎、家督争い……王都の『役』が押しつける物語から、レーナは一つずつ離脱していく。代わりに始まるのは、自分の学び・仕事・友情・新しい恋。小さな“さよなら”は敗北ではない。鍵穴に差す合図だ。扉の向こうで、レーナはやっと主役になる。