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――その騎士は、物語の最後で必ず死ぬ。 大学の図書館で見つけた一冊の古びたファンタジー小説『暁の騎士団』。 主人公の陽菜は、その中に生きる寡黙な騎士・リアムに、現実の誰よりも深い恋をした。 毎夜、本を枕元に置いて眠る。すると夢の中で、彼女は物語の住人としてリアムの隣に立つことができた。夢の中で交わす言葉、体温、そして彼が漏らした孤独な本音。次第に夢と現実の境界が溶け始めていく。 しかし、残酷な「最終章」の足音は確実に近づいていた。 彼を死なせたくない。愛する人を、定められた悲劇から救い出したい。 読者でしかなかった陽菜のたったひとつの願いが、文字で綴られた運命を塗り替えていく――。 「運命なんて関係ない。私は、あなたがいる明日を選びたい」夢と現実が交錯する、一途で純粋な愛の軌跡。
青い光が胸で脈打つとき、世界は少しずつ崩れ始めた。 ユナは知る――愛するリオを守るため、自らが選ばれた“世界の守護者”として、すべてを壊さねばならない運命だったことを。 百年前の悲劇――力の暴走でリオを裏側の海へ落とした罪。 そして今、壊れゆく世界の中で、ユナはリオの欠片とともに“最後の七日間”を生きる。 届かない手、消えていく声、涙と痛みに押し潰されながらも、ユナは愛する者を取り戻すため進む。 最終日、彼女が選ぶのは、世界か、リオか――そして自らの愛の証か。 これは、喪失と希望、涙と感動が交錯する、心を揺さぶる物語。