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高校3年生の初夏。 僕は、サッカーの授業で足首を痛めた藤谷《ふじたに》と言うクラス・メイトの保健室までの着き添いを、僕の学級担任であり体育教師でもある先生に頼まれた。高校生の僕が思うのも変かも知れないが、藤谷は少し子供っぽく、そして少し女性的な感じが漂う、ちょっとふっくらとした体系の、小柄な男子だった。 僕は、そんな彼のケガを庇いながら、校内の保健室へと連れて行く。 保健室で藤谷は、治療の為に、それまで履いてた白い靴下を脱がされる。 僕は何故か、彼のその白く小さな足に見入ってしまう・・・。 それがきっかけとなり、僕は藤谷の家に通う事となる。 その目的は、藤谷と一緒に勉強会をする事だった。 それから僕は、自分と藤谷の様々な一面を知る事になる。 僕は自分の性癖に戸惑いながらも、藤谷の様々な魅力に引かれて行く。 それは、彼の顔や声、身体だけでは無く、内面を知る程に増していったのだった・・・。
コミュニケーションのすれ違いから大学で居場所を失い、引きこもりがちになった青年は、匿名のイラスト投稿サイトに感情をそのまま線にした絵を載せ始める。 評価を求めていたわけではなかったが、拙い線は思いがけず多くの共感を集め、彼は「名前もない記号のようなアカウント」として注目されていく。 ネット上で少し話題になったところで、現実の苦しさが解消されるわけではないため、嬉しいという感情はあまり湧かなかった。 しかし、たった一人から届いた短いメッセージが、彼のこれからの人生における希望を照らした。