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人が亡くなるとき、魂は七日ごとに十王の裁きを受け、四十九日目に六道のいずれかへと行き先を定められる――。 霧の中で目を覚ました主人公は、地獄の炎や天上の光を垣間見ながら、同じく亡者となった人々と共に死後の旅を歩み始める。 七つの裁きは「怒り」「嘘」「執着」など、生前の心の影を映し出す。 しかし、遺された家族の祈りが届くたびに道が照らされ、魂は少しずつ「般若心経」の智慧に近づいていく。 果たして彼は、四十九日の旅路の果てに、光の浄土へと辿り着けるのか――。 死と祈りをめぐる壮大なファンタジーが今、始まる。
蒼龍くん物語スピンオフ(14話「洗心」の次の日の出来事) お山で会った商人シャリホは、自らが作り上げた自分勝手な理屈を武器に、人生を勝ち抜いてきたつもりだった。しかし、旅の途中で底なしの泥沼にハマり、全財産を失う危機に直面する。 絶望する彼の前に現れたのは、一羽の生意気なカモメ。 「やれやれだぜ。おじさん、まだそのバグだらけの常識を握りしめてるのかい?」 これは、かの有名な仏教の真理「般若心経」を、一羽のカモメが身も蓋もない毒舌で解説していく、異色のメンタルケア物語。 自分は正しい。世界が間違っている。 そんな「我執(がしゅう)」という名の重荷を捨てたとき、泥沼に沈んでいた商人の目に映る景色とは――。 現役住職である著者が、現代人の歪んだ認識を鮮やかに解体する、最短・最速の新感覚「般若心経」入門。 ※本作は、般若心経の深淵な教えを「コント形式」で再解釈した実験的作品です。生意気なカモメと強欲な商人の掛け合いを通じ、仏教の核心をあえて平易に、時に乱暴なまでに言語化する試みをお楽しみください。