あらすじ
孤児院で育った男・神谷蓮(かみや れん)は、貧困と孤独の中から這い上がり、わずか十数年で日本有数の芸能事務所を築き上げた。
美貌と頭脳、冷徹な計算力で成功を掴む彼の事務所は、次々とスターを輩出し「美の帝国」と呼ばれる。
しかし、その裏で彼は「国家の裏支配者」として、政治・警察・財界を巻き込む情報ネットワークを築いていた。
人気タレントたちは実は“諜報ツール”として利用され、機密情報を収集する密かな任務を帯びていたのだ。
ある日、整形手術のトラブルで顔を失った元人気タレントが行方不明になる。
同時に、政界のスキャンダルを暴こうとする女性記者が姿を消し、蓮の帝国に崩壊の兆しが訪れる。
やがて浮かび上がるのは、「美」と「権力」に憑かれた人間たちの歪んだ欲望と、捨てられた者たちの復讐だった――。