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中学以来の美術館に緊張する六本木と、芸術を語る友人・神谷。二人は展示された「白い筒」を前に、昔好きだった特撮番組『不完全戦隊クウム』の話題で盛り上がる。そこへ、作品を無造作に扱い、奇妙な「おにぎり蟹」のオブジェとすり替える怪しい男たちが現れる。 学芸員までもが彼らを「搬入業者」として歓迎するが、実は彼らこそが、大胆不敵かつ極めて緩い手口で知られる窃盗団だった。芸術の本質と「不完全さ」を履き違えたまま、事態は誰も予測しなかったシュールな結末へと加速していく。