あらすじ
『ナフリーラトゥ・ン=ヌール』。
信仰と祈りが息づき、風に乗って香辛料の香りが運ばれる街。
前世でこの世を統べた王――イズヒトは、転生後も死者復活の研究を続けていた。
その目的は、前世で生涯を添い遂げた“嫁”を現世に召喚すること。
絶大な魔力を持つイズヒトは、ついに死した嫁を呼び出すはずだった。
しかし――現れたのは、外見も言動もまるで異なる少女だった。
「――地獄の底から、現世に戻ってきちゃいました」
「お前……誰だよ」
さらに、魔術の代償として、力のほとんどを召喚した少女に奪われてしまう。
得体のしれない存在。彼女の抹殺を目論むイズヒトは、ある日、“死者をも殺す魔術書”の存在を知る。
書物を手に入れるため、彼は魔術の決闘――魔術演舞《デュエロ・マギア》へと挑むことに。
学園での成績がライフポイントに反映されるルールの下、イズヒトのライフは絶体絶命の1。
一撃くらえば即死の“紙耐久主人公”×最強の“自称嫁”
敵か。味方か。
嫁か。化け物か。
呼び出してしまった死霊の存在を巡る、
静かな余韻とユーモア、残酷さを織り交ぜた学園ファンタジー。
※カクヨムでも掲載中
※本作はスラング的な表現として、敢えて「嫁」という言葉を用いています。