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揺れる車中から空を見上げる少年がいた。 今は囚われの身でありながら、しかし彼は一国の王なのである。 氏名を熊旅《ゆうりょ》――春秋五覇の一人に数えられし、後の楚《そ》の荘王《そうおう》である。 臣下に拉致された若き王は一人の少女と出会い、覇とは何か、そして、天意とは何かを知ることとなる。 得難き良妻を得ることとなる。 一人の名将を得て、失うこととなる。 そして――無二の名宰相と共に歩むこととなる。 これは南方の蛮族と蔑まれし楚国の君主が、覇業を為す物語――。 ※この作品は『カクヨム』様でも掲載しております。