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空汰は、偶然通りかかった夜の街で、藍の姿を見つける。 見慣れた制服姿ではなく、大人びた装いで店から出てくる藍。 彼女の表情はどこか張りつめていて、笑顔の裏に隠された苦しさを感じ取る。 胸の奥がぎゅっと締めつけられる。 自分が知らなかった藍の一面に、戸惑いと痛みが混ざる空汰。 けれどその中には、「守りたい」という強い想いも生まれはじめていた。 ――冬の夜、静かにすれ違うふたりの距離が、また少し近づいていく。