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王城の大広間で、子爵令嬢イルゼは王太子から公然と婚約を破棄された。 隣に立つ男爵令嬢の涙を信じ、「涙も流せない女は王太子妃に相応しくない」と切り捨てられたのだ。 だが王命による調査で、事態は反転する。 告発の証拠とされた手紙は改竄され、告発された時間、イルゼは別の場所で正式な会談に出席していたことが記録で証明された。 涙を武器にした女は全てを失い、感情で選んだ王太子はその資格を削られる。 裁定の場で、最初からイルゼを疑わなかった伯爵が告げる。 「あなたが幸せになれる別の場所が必要だ」
「婚約破棄だ、リラ」 次の瞬間「王家の宝飾を盗んだ」と断言され、名(信用)が落ちれば明日からの招待状は白紙、社交界で私の名は消える。 私は泣かない。今夜だけ、虚偽告発条項を掲げ、夜会を証人の場にして逆転を始める。嘘の責任を返す。 監査官セドは冷たい声で、説教せず記録だけで逃げ道を潰し、「君の手続きを潰させない」と私の隣に立つ。 公開の決着で名を取り戻し、最後は甘い回収で「守る」の恋を確定して気持ちよく閉じる。