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三つの偽名を使い分け、他人の部屋を渡り歩く日々。自分の居場所を答えるのに、いつも三秒かかる。透明な塵のような生活の中で出会った少女・シロは、僕に「ハル」という名前をくれた。 「世界が終わる。だから、七時にあそこでパンを食べるの」 彼女は予兆が見えるのだという。僕たちは世界を繋ぎ止めるため、奇妙な儀式を始めた。 失われた「特別」の先に、僕が見つけたものとは。 セカイ系のあとに続く、静かな物語。