あらすじ
新大陸――そこは、強者だけが生き残れる未開の地。
エルフの魔法使いエリシアは、自らの限界を悟り撤退を決めた夜、
謎の存在“カミ”と遭遇する。
一撃で腕を失い、死を覚悟した彼女の前に現れたのは、
黒衣の男・悠人だった。
彼は、誰もが使える基礎魔法だけで、
本来対抗不可能なはずのカミの攻撃を受け止めてみせる。
助けられたエリシアは、悠人とその相棒セナが所属する
ギルド《ブラックツリー》の存在を知る。
それは王なき国セントラルで、
国家すら無視できない、最も得体が知れず、
そして最も噂の絶えない組織だった。
表舞台に立つ気はない。
名誉にも興味はない。
ただ金を稼ぎ、好きに生きるため――。
これは、最強でありながら名を上げる気のない男が、
仲間と共に“均衡の外側”から世界に触れていく物語。