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他人には見えない“何か”が見えてしまう三十代半ばのグラフィックデザイナー。 玄関に座る黄色い人形、存在しないコピー機を使い続ける男、同じ道を何度も渡る青年、亡くなったはずのおばあちゃん――彼らは怪異だが、人を害することはなく、ただ同じ行動を繰り返していた。 ある夜、主人公は現代の街で幻獣カーバンクルと出会い、相棒となる。 それをきっかけに、怪異たちは事件でも呪いでもなく、止まってしまった時間そのものだと知る。 暴くのではなく、裁くのでもない。 そっと理由を見つけ、見送ることで、人と怪異の時間を再び動かしていく、切なくもやさしい現代怪異ミステリ。