あらすじ
わかってはいたことだけど、もう若くないのだと思った。体力もなくなってきたし、心にも元気がなくなってきた。(心も体の一部なのだ)
あちこち痛いし、すぐに病気になったりする。怪我の治りも遅い。まあそれでもこうして生きていけるのだから、それはとても幸せなことなのだ。
うん。今日も森は平和だし、天気も穏やかで危険もない。とても良い日だ。
そんなことを考えながら私はぱん、と一定のリズムで薪を斧で割り続けていた。(結構楽しかった)昨日の夜に雪が降り始めてから、森はあっという間に、雪に埋もれて真っ白になってしまった。(四季の景色の移り変わる森は、まるで白くなり始めた私の髪の毛のようだと思った。私の髪の毛もある日から、こんな風にあっという間に夜の間に雪の降る森のように、いつか真っ白になってしまうのだろうと思った)