あらすじ
平民出身ながら貴族の養女となり、王太子の側近との婚約を控えていたマリーア。
将来のために裁縫学校教師の資格を取ろうとした彼女に、婚約者は嫌がらせを開始。道具を破壊され、婚約前夜には部下の令息と同室に閉じ込められた挙句、「見合いに来なかった」ことを理由に婚約破棄を言い渡される。
――だが、半年かけて調査した結果、判明したのは婚約者有責の証拠の山。
遠方に愛人宅を所有。
最初から結婚する気はなく、子を産ませて宮廷で飼い殺しにする計画。
騎士団令息も宰相の息子も共犯。
「なるほど。私を悪役に仕立てるつもりでしたのね?」
ならばこちらも徹底的に演じましょう。
自ら悪役令嬢を名乗り、宮廷中に“違和感”をばら撒きながら、証拠を積み上げていくマリーア。
気づけば白い目を向けられていたのは、元婚約者とその側近たちだった――。