あらすじ
ルクシノール王国には二人の聖女がいた。侯爵家の令嬢グレースと、孤児から成り上がったティナ。ティナはとある野望を胸に、男に媚び、注目を浴び、贅沢を繰り返していた。しかし、その計画は脆くも崩れ去る。グレースの婚約者であった第一王子が、ティナとの結婚を望み婚約破棄を突きつけたのだ。
他国の王子に助けられたグレースが国を去った瞬間、国は瘴気に包まれ始め、ティナは「偽の聖女」として断罪されることになった。ティナは死を受け入れ、処刑の瞬間に願う。もう一度、この愚かな国を救うチャンスを、と。
しかし、首に刃が迫ったその瞬間——誰かが助けに現れた。なんとその人物は、自分を嫌っているはずの婚約者アシェルだった。……そもそも、アシェルの計画で処刑まで追い込まれる事となったのに、一体何故?
国を救いたい貴族嫌いのヒロイン・ティナと、ティナの計画を全て知る策士で腹黒?なヒーロー・アシェルのお話