あらすじ
侯爵令嬢セシリア・ヴァストは一度別世界に転生して死亡し、元の世界に出戻った転生者。ここは“前世”で読んだ、冒頭でセシリアが処刑される鬱展開小説の世界。
セシリアは一番の処刑要因を潰すため、三〇〇年誰も開けずにいた魔術書『深園の書』の封印解除に挑み成功。<深園の解錠師>の称号を得る。セシリア・リドルの偽名で。
だって侯爵令嬢として王家や魔術師と関わりたくない。特に“前々世”の婚約者、彼女を処刑する元第二王子の魔塔主クリストファーとは絶対に。
今世は五歳の年の差ができて、出会いも婚約もしてない彼と出戻った世界が怖い。
「このまま……別ルートの人生を平穏に生きたいっ」
しかし死亡フラグや危機はやってくる。クリストファーとも偽名の別人のまま親しくなり――彼女は知らなかった。クリストファーも回帰する人生の記憶を持ち、セシリアの処刑を回避しようとしていることを。
これは、悲劇回避に必死な元王子と元の世界に出戻った転生令嬢の、すれちがいと成長と運命改変のお話。
※ジャンルをファンタジーに変更しました