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都市伝説検証で伸びていた配信者・ミオは、廃病院から“生中継で一晩過ごす”企画に挑む。午前2:14、配信は途切れ、彼女は行方不明になった。残ったのは断片的なアーカイブ、視聴者コメント、救助要請の通話、スポンサーとのメール、そして“誰が撮っているのか分からない”数秒の追加映像。番組取材班がログを再構成していくと、コメント欄に本人らしき書き込みが現れる――投稿時刻は事件の「翌年」。観る側と観られる側が反転するなか、「最後のライブログ」が示した“受け取り方”こそが結末を決めていた。
倫理審査の壁をくぐり抜けて進められた国家転生実験。唯一の成功例とされる「被験者No.7」は、記録だけを残して行方を絶った。番組取材班は、地下保管庫で発見された断片的な映像・音声・メールをもとに、No.7の足跡を辿る。だが、映像のフレームの端には、ときどき「こちら側のカメラ」が映り込む。撮る者と撮られる者、送った者と送られた者。捜索の果てに残るのは、事実か、編集か、それとも観測者の願望か。転生×記録の臨界点に、レンズが触れる。