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ピーターパンは、双子だった。 2人はいつも一緒で、ネバーランドを飛び回っていた。 ウェンディたちは、2人を『白のピーター』と『黒のピーター』と呼んだ。 黒のピーターは、ウェンディが来てからというものの、少しずつ変わっていった。 白のピーターは、変わりたくないし、変わらなかった。 だから、双子は一緒にいる時間が、少しずつ減っていった。 ずっと一緒にいた双子のピーターパンは、お互いがズレていくのを感じながらも、見ないフリをしたかった──。 2000字・1話完結の短編小説です。