あらすじ
「デジタルゴールド ―― 聖書に接続された暗号」から半世紀という歳月が流れた。
秩序の再構築による激戦の末で迎えた終末の日。
「カルマ ―― 罪の記録」を引き受ける形で、
クリプトの塔は、ゼータの雷光によって土台ごと焼き尽くされた。
その時代を任されていた女神の名は……ネゲート。
そう……クリプトの塔は、女神の神殿だったのだ。
神殿は焼き払われ、同時に女神の地位を失う。
ネゲートは、静かにそれを見つめながら新たなる決意を抱く。
黙示録に接続された暗号「SHA-256」は役割を終えたが、
その小さな芽の中に、再生の構造が残されていたとは。
これは、そんなネゲートを中心とした回顧録である。