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世界はまだ、完全に終わったわけじゃなかった。 静かな朝。灯籠の光。 焼けた空気と、かすかに残る優しい匂い。 一度すべてを手放した少年は、 見知らぬ世界で、もう一度だけ命を受け取る。 おはぎの名に込められた想い。 声なき誓い。空を覆う天蓋。 失われたはずの温もりが、彼の中でゆっくりと灯っていく。 これは、本物の世界を信じようとした少年が、 傷つきながらも、再び歩き出すまでの物語。 手紙──それは、そこにない贈り物。