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実家の蔵で見つけた古いペンダントに触れた夜、 みさとは“言葉にならない音”に呼ばれ、夢のような光を見た。 朝になっても、その夢の匂いが消えない。 息のように近く、手の届かない距離で、誰かの心が呼吸している。 猫としての夢、人としての現実。 そのあいだで揺れる彼女が見つけたのは、 “恋とは、誰かと呼吸を合わせること”という真実だった。 ――静かな夜に、心が呼吸を思い出す。