あらすじ
なんか息しづらい。
人生ずっとロード画面。
実家はあるのに、帰ると空気が重い。
――それ、詰みじゃない。
この物語に出てくるのは、
ずっと「親のせい」で生きてきた男と、
67歳になってから、やっと人生が動き出した旅人。
旅人が気づいたのは、
すごい答えでも、前向きな名言でもない。
ただ一つ。
「まだ言えるうちに、言った」
それだけ。
すると不思議なことに、
今まで必死で探しても見つからなかった“意味”が、
あとから追いかけてきた。
意味は、
考え抜いて作るものじゃなかった。
ちゃんと生きた瞬間に、勝手についてくるものだった。
笑える会話。
ちょっと痛い真実。
でも最後に残るのは、
「あ、人生まだ途中やわ」
っていう、静かな安心感。
重たい話のはずなのに、
なぜか読み終わると呼吸が戻る。
そんな連載です。