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短編【子供の悪戯で済ませようとする大人と殺されかけた私】の連載版となります。 1話につき3000文字程度で進めていく予定です。宜しくお願いします。 ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ 「ゴフッ」 喉が焼け付くように熱くなり苦しくて息が出来ない。 私の名を叫ぶ母の声が聞こえるけれど、その姿を見つける事は出来なかった。 母の声がする方へ伸ばそうとした手もピクリとも動かず、体全体に力が入らない為椅子に座り続ける事もままならずそのままドサリと崩れ落ちた。 どうしてこんな事になっているのだろう、そう思いながらも私は意識は闇に沈んで行った。
「ゴフッ」 苦しくて息が出来ない。 私の名を叫ぶ母の声が聞こえる。 手を伸ばそうとしても力が入らずドサリと椅子から崩れ落ち、私は意識を失った。 ファレグ・フォアローゼス。この国の公爵令嬢で12歳。それが私だ。 私が倒れたのは、母の親友である王妃殿下に招かれた私的お茶会での出来事だった。 意識を取り戻した時私は自室のベットに寝かされていた。 ベットサイドには母が泣きはらした目で付き添ってくれていた。 「よかった、気が付いたのね」 「おかあ・・・、な、に。この、こ、え」 喉に違和感があり、かすれた声しかでなかった。 自分の声ながら不快に思う様な声。 すぐに医師が呼ばれ診察が行われた。 診断結果としては毒の後遺症で治るかどうかは不明との事。 ああ、そうか私お茶会で毒を盛られたみたい。 あの場に居たのは私と母、それに王妃様と第二王子殿下の4人。 あとは王妃様付きの侍女達。 いったい誰が何故毒を盛ったのだろう。