あらすじ
月の明るい晩にクロエは家も名前も棄てた。
クロエの母の葬儀の日に現れたのは父親だという伯爵。ほかに身寄りもなかったクロエは伯爵家に引き取られるが、そこで待っていたのは継母と異母姉妹と冷遇の日々。
年頃になると意に沿わない結婚を強いられそうになり、ついに伯爵家から逃げ出すことを決意する。
隣国へと逃れようとするが、迷いこんでしまったのは恐ろしい噂のある森だった。
そこでクロエが出会ったものとは ──
「きみさ、私の弟子になるといい」
美人な魔術師(♂)師匠と包帯執事との森での暮らし。いつまでも心穏やかな日々を願うクロエに、伯爵家からの追っ手がかかる。
冷遇され虐げられたクロエが自分を取りもどし、幸せをつかむまでの物語。