あらすじ
放課後、美術館に行きたい七海と、限定ラーメンのためなら世界すら捨てる“二郎好きJK”の詩織。
ただ誘うだけでは絶対に来てくれない親友を連れ出すため、七海が机にそっと置いたのは──三つの紙コップ。
ほんの遊びのはずだった「当てっこ勝負」は、いつのまにかクラス中を巻き込む“小さな事件”に変わる。
「この三角形を好きな方向に回していいよ。ただし、私が一度だけ方向を決める」
七海が提示したのは、たったそれだけの“簡単なルール”。
圧倒的に詩織が有利な条件のはずなのに──なぜか七海は「確実に当てる」と笑ってみせた。
小石を仕込むのも、回す方向を決めるのも詩織の自由。
隙やイカサマはどこにもない。
それでも七海は迷いなく勝負に勝つ。
「あんた……どうして分かったの?」
友情と数学トリックが交差する、
“日常の謎”ד青春コメディ”のミニ推理劇。
読者も一緒に挑めるロジックパズルで、
最後にはほっと笑顔になれる短編青春ミステリです。