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0時を過ぎたはずの夜、スマホは25:61を示し、表示されたのは「既読:蒼真」。三年前に亡くなった恋人の名だった。 その瞬間、余命半年の私の“今日”は一日ぶん延びた。代わりに、世界のどこかで小さな不運が起きるのかもしれない——。 下書きフォルダに勝手に残る「たすけて」「きこえる?」の文字。録音に混じる、誰かの鼓動。 私は“25:61”の夜ごとに導かれ、見知らぬ誰かを救いながら、蒼真の死の真相と愛のゆくえに近づいていく。 泣ける恋愛×時間ミステリ。章末には、あの音が——既読が、鳴る。