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雪が降るとテンションが上がる。
谷の地面に白い線が配置され、位置だけが繰り返し違って現れる。 越えた記録と戻った痕跡が残り、同じ足跡が並ぶ。
登りかけの山の途中に塔がある。塔の中では時間が下に流れている。 分針と時針は背を向けて動いている。人が座っている。誰かの名前が光る。 何かを入れる音がする。翌日、名前は消えている。足跡は下向きについている。 盤面に紙が落ちる。そこには何も書かれていない。
役所の奥に小さな部屋がある。椅子が二つ並んでいる。片方だけ使われる。 紙に名前を書く。理由の欄はない。職員が一度だけ声を出す。判子の音が落ちる。 道を歩く。体の位置がわずかにずれる。 翌日、椅子が減る。どこにも見当たらない。夜になる。 布のこすれる音がする。場所は確かめられない。