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王太子の婚約者だった私は、ある日静かに婚約を破棄された。 怒る理由も、争う気力もなかった私は、自分から一歩引くことを選ぶ。 王宮を離れ、静養地で過ごす「何者でもない時間」。 人を導かず、答えを出さず、ただ否定しない―― それだけなのに、なぜか周囲は私を放っておかなくなっていく。 復讐も、ざまぁもない。 あるのは、距離を取った先で始まる静かな溺愛。 これは、 誰かの役目をやめた令嬢が、 ただ“そばにいたい人”として選ばれていく物語。