あらすじ
現代を生きる若き会社員・桜井勇馬は、亡き祖父の遺品整理の最中に、一枚の古びた写真を見つける。そこに写っていたのは、戦時中の日本軍とともに南方戦線へ送られた軍馬「黒影」と、祖父・岡田将一の姿だった。
興味を抱いた勇馬は祖父の過去を辿る旅に出るが、突如として時空の歪みに飲み込まれ、昭和十八年、激戦のビルマ戦線へとタイムトリップしてしまう。そこには、極限の戦場で戦火に翻弄されながらも、誇り高く駆ける黒影の姿があった――。
祖父の生きた時代を目の当たりにし、戦の愚かしさと命の尊さを知る勇馬。黒影と共に駆け抜ける日々の中で、彼は“生きること”の意味を見つけようとする。やがて時は、彼にある選択を迫る――過去に留まるか、未来へ戻るか。焼け跡に咲く絆が、時を超えて命をつなぐ。
戦火と祈りの果てに見出す、もうひとつの「生きる物語」・・・