あらすじ
平凡なOLだった私は、前世で夢中になっていた乙女ゲーム『永遠の薔薇園』の世界に転生してしまった。しかも、悪役令嬢クラリッサ・ローゼンベルク本人ではなく、その取り巻きの一人である名もなきモブキャラ、メリッサ・ハートフィールドとして。
ゲームの知識から、クラリッサがヒロインをいじめた末に婚約破棄され、国外追放される破滅エンドを知っている私。そしてその取り巻きである私も、同じく破滅する運命にある。
「このままじゃマズい!」
破滅を回避するため、私はクラリッサの暴走を止めようと行動を開始する。すると、意外な事実が判明した。なんとクラリッサ自身も転生者だったのだ!自分の破滅エンドを知りながら、どうすることもできずに悩んでいた彼女。
二人の転生者は手を組み、破滅回避のため前代未聞の作戦を立てる。それは、王太子妃の地位に頼らず、前世の知識を活かしてビジネスで成功するという斬新な方法だった。
モブキャラの私が表に立ち、悪役令嬢クラリッサが裏から支援する。二人で始めた美容品ビジネスは予想以上の成功を収め、やがて王国最大の商会へと成長していく。
経済的に自立したクラリッサは、もう王太子妃の地位にしがみつく必要はない。彼女は堂々と婚約解消を受け入れ、かつての敵であるヒロイン・エミリアとも和解する。
取り巻きのモブと悪役令嬢。誰もが破滅すると思っていた二人は、協力することで運命を変え、ビジネスパートナーとして、そして親友として新しい未来を切り開いていく。
これは、モブキャラが悪役令嬢を救い、自分自身も救われる物語。