あらすじ
これは、歓迎されない異世界転移の物語。
この世界では、異世界から来た人間は保護されない。
発見され次第、処理される。
突如として現れる「転移者」は、強力な能力――ギフトを持つ管理不能の危険存在と見なされている。
王国はそれに対処するため、専門の役職を置いていた。
転移者処理官。
任務は単純。
発見し、観測し、排除すること。
西の森で転移の兆しが観測される。
担当処理官は、いつも通り現地へ向かった。
そこに現れたのは、異世界から来た日本の高校生たち。
しかも一人ではない。
クラス単位の集団転移だった。
それでも、この世界の規則は変わらない。
若さも善良さも、保護の理由にはならない。
危険度を測り、静かに距離を詰める処理官。
森で始まる、生存と排除。
これは英雄譚ではない。
歓迎されない異世界転移と、異物処理の記録である。
※本作は既存作品『猟犬と転移者』のスタディ版(改稿版)です。
同一世界・同一事件をもとに、構成・演出・文章を調整しながら連載しています。