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代々「処刑人」を担うヴェルデ家の三男・カインは、一族の出来損ないだった。 「急所はわかる。だが、どうしても殺せない」 その欠陥ゆえに疎まれてきた彼は、ある日、処刑台で一人の少女と出会う。 彼女の名はリーリア。 教会の「聖女」であり、 世界の災厄を封じるための「生贄」として殺される運命にあった。 「処刑人の息子」と「死にゆく聖女」。 役割という鎖に縛られた二人は、手を取り合い、 偽りの聖域を駆け抜ける。 「君を救えないと決めたのは、俺じゃない。……この世界の方だ」 これは、呪われた血筋を持つ少年が、自らの欠陥を 「救うための才能」へと変え、運命を鍛造していく物語。