あらすじ
卒業舞踏会で、俺は婚約者である悪役令嬢アメリアに堂々と追放を言い渡した。
これで婚約破棄も断罪も完璧に決まった――はずだった。
「かしこまりました、殿下。では追放代行を呼んでまいります」
……追放代行って何だ?
意味不明なまま現れたのは、妙に礼儀正しく、妙に手際がよく、妙に実績豊富な“追放代行センター”の職員たち。
しかも父である国王をはじめ、宰相も騎士団長も、なぜか全員「追放代行なら仕方ない」と納得している。
おかしいだろ。
どうして追放されるはずの悪役令嬢が一番落ち着いていて、追放を宣言した俺だけが必死にツッコミを入れているんだ。
これは、悪役令嬢を追放したはずの王子が、謎すぎる追放代行と常識の壊れた周囲に振り回される、断罪コメディーである。