あらすじ
夜の路地に漂う、焼けた肉とオゾンの混じった放電臭。
保安局の保安官「猟犬」は、その臭いを嗅ぎつけ、ため息をつく。
違法120Vリセマラで炎を操るスキルを手に入れた元奴隷の男が、貴族の使用人を焼き殺して逃亡中だった。
チートを引いた途端に調子に乗る愚か者など、日常茶飯事。
猟犬はモデルJ-03警棒を手に、暗視と動体視力を駆使して追跡を開始する。
ジャミングパルスでスキルを強制ミュートし、
同僚たちと「網」を展開して生体エネルギーを逆流させる。
「チートを引いたくらいで国家に逆らえると思うな」
システムの番犬は今日も、合法的に獲物を狩る。
有給など、いつ取れるのだろうか――。