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三崎澪、28歳。地味で存在感が薄く、職場でも街でも“いないみたい”に扱われる事務職OL。 雨の夜、段ボールで震える黒猫を拾う。弱り切った捨て猫だと思ったその猫は、かつて祟り神として恐れられた猫又――黒夜だった。 力を失った黒夜は、守ろうとして無茶をして倒れ、そのたびに澪に看病され、撫でられ、甘やかされてしまう。 回復するにつれ現れるのは、無駄に整った顔と艶のある低音イケボを持つ“超絶イケメン”。それでも撫でられると理性が溶けるのは変わらない。 誰にも見られなかった女と、守れなくなった怪異。 これは、拾ったはずの猫又に“番い”の契約で結ばれ、夫婦になっていく物語。
娼館に売られるくらいなら、 女の噂が絶えない王弟――アレクシス公爵殿下の正妻になる方がマシでしょう? 没落した伯爵家で、 娼館に売られることが決まった令嬢リュシエラ。 彼女が選んだのは、 かつて縁のあった王弟アレクシスのもとへ向かい、 「正妻として迎えてほしい」と自ら売り込みに行くことだった。 これは恋ではなく、取引。 そう割り切ったはずの選択の先で、 静かに逃げ道は塞がれていく。 ――理性で選んだ結婚の果てに、 本当に選ばれたのは、どちらだったのか。 政略と執着が交錯する、 逃げ場のない逆転関係ロマンス。