あらすじ
「望むは、永い安泰。」
高校二年生に進級した賀茂実規斗の願いは平穏な学校生活だった。それゆえに、求めるものは常に少なく合理性こそが全て。不可解はこの世の不条理であり、不条理はこの世の不可解。終生の平穏のためならば、青春や友情といった理解し難く、同情し難く、迎合し難いものなど切り捨ててしまう。
到底常人には分かり得ないような捻くれた性格の彼だった。
しかし、遭いたくなくても事件は起こる。
ある日の放課後、忘れ物を取りに教室に戻ると、そこではクラスメイトの一人が黒魔術なるものを使おうとする現場に鉢合わせてしまい、呪いに巻き込まれてしまう。巡り合わせのように、"それ"に段々と巻き込まれていき、遂には文化祭を舞台としたとある「事件」が起こってしまう。
ーーーこれを宿怨と呼ばずしてなんと喚ぼうか?ーーー