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深海で目を覚ました「私」は、果てしなく広がる花畑に辿り着く。 ほとんど同じ形の花が群生する中、わずかに異なる匂いと気配を持つ一輪の花に気づいてしまう。 それがいつの記憶に由来する感覚なのかは分からない。 理性がすり切れるように、私はその匂いに導かれ、一歩を踏み出していた。 ※本作は同一世界観による連作短編の一編ですが、単独でもお読みいただけます。