あらすじ
受験に恋愛は不要――。
そう信じていた高校生・桜井崇志が入ったのは、難関校専門の進学塾だった。
そこを仕切っていたのは、合格率100%を誇る講師・火野。
彼は「恋愛は受験の敵」と断じ、生徒たちを戦場の兵士のように管理していた。
そこで崇志は、中学時代の初恋の相手・柊木帆夏と出会う。
成績トップの彼女は、なぜか崇志に異常接近してくる。
共に学び、弱点を補い合ううちに、崇志の成績は少しずつ上がっていく。
しかしそれは、火野の「競争による統制」という戦略を崩す行為でもあった。
孫子の兵法が飛び交う教室の中で、
二人は「敵」ではなく「同盟軍」として戦うことを選ぶ。
恋は本当に受験の敵なのか。
それとも、勝利を導く「地形の利」なのか。
青春と戦略が交差する、受験バトルストーリー。