あらすじ
大国アルバスの王子が失踪した――その噂が広がる頃、
辺境の村で平凡に暮らしていた青年レイは、**「行方不明の王子に瓜二つ」**という理由だけで王宮に連行されてしまう。
「いや、人違いです!」
必死に否定するレイだったが、
毒入りワインをうっかり落として暗殺を防いだり、
偶然口にした一言が政治改革として絶賛されたりと、
なぜかすべてが“王子として正解”になってしまう。
王や重臣たちは「救世の賢王が帰還した」と大歓喜。
許嫁の姫、忠誠心の重すぎる女騎士、期待に満ちた民衆――
周囲の勘違いは止まるどころか加速していく。
(俺はただの村人なんだけど!?)
内心パニックのレイをよそに、
気づけば戦争は回避され、国は安定し、
ついには――次期国王の座まで用意されていた。
何もしていないのに全部うまくいく。
逃げたいのに逃げられない。
運が良いだけの一般人が、最後まで勘違いされ続ける王宮コメディファンタジー、ここに開幕!