あらすじ
考古学者の父を持つ双子、兄ソルと妹マーニ。
魔法の歴史に親しんで育ったふたりだが、マーニにはひとつの疑念があった。
――歴史の裏に、世界を破滅へと招く魔法が隠されているのではないか。
大賢者オルディアスが定義した「四理」、その百年後に賢者ヴェルナートが定義した「三象」。
ふたつの魔法体系の順序には、決定的な矛盾がある。
もしや、ふたりの賢者は同じ時代を生きていたのではないか――いや、それどころか、同じ一人の人物だったのではないか。
荒唐無稽な妄想かもしれない。
だが、もしそれが真実で、気づいていながら見過ごした未来だけは、許せなかった。
鍵は滅びた故国――エレメンティアにある。
「杞憂であれば、それでいい」
十六歳になったふたりは父の許しを得て、真実を確かめる旅に出る。
だが、その旅は、ふたりが思うよりもずっと危険な道のりだった――。
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