あらすじ
大学時代、
しょうまとたかとは、
当たり前のように隣にいた。
器用で、
どこか独特な空気を持つしょうま。
優しくて、
誰かのために動いてしまうたかと。
夜のドライブ。
海沿いの道路。
深夜のコンビニ。
何気ない時間を重ねながら、
二人は互いを特別な存在にしていく。
卒業後。
しょうまは県外へ就職し、
たかとは地元に残る。
最初は、
「離れていても大丈夫」
だと思っていた。
会いに行く約束をして、
毎日通話をして、
帰省の予定を立てる。
けれど、
都会と地元。
新しい生活。
仕事。
時間。
年齢。
少しずつ、
二人の見る景色は変わっていく。
久しぶりに会うたび、
知らない服を着るしょうま。
都会に慣れていく歩く速さ。
後輩を持ち、
地元で生活を続けるたかと。
嫌いになったわけじゃない。
それでも、
少しずつ遠くなっていく。
それでも、
会いたいと思ってしまう。
これは、
好きなまま大人になってしまった、
二人の物語。